診療技術部のご紹介臨床心理室
臨床心理室は、職場、学校、家庭などで生じたストレスや不安から、こころの不調にいたった方々を対象に、その不調の軽減や解消を目標として、心理検査やカウンセリングという専門的な手法を用いて援助する業務を主に担当しています。
スタッフ
臨床心理士 公認心理師/6名
- 臨床心理士・公認心理師とは大学・大学院にて臨床心理学を専門に学んできた職種です。心理検査、カウンセリング、コンサルテーションなどを専門的に学んできています。またその質の維持・向上のために、卒後も継続的に研修を受けています。臨床心理士は(公財)日本臨床心理士資格認定協会が認定する専門資格です。公認心理師は厚生労働省・文部科学省が共同管理している心理職初の国家資格です。2019年に誕生しました。
臨床心理室の業務について
- 1.心理検査業務
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こころの不調の程度、なぜ生じてきたのか、その背景にはどのようなことがあるのか、などを調べ、今後の回復に向けたヒントを患者さまに提供する業務です。ストレスやうつの程度を測定する検査、認知機能の状態を測定する検査、性格の特徴をみる検査、能力の水準や得意不得意をみる検査などを用意しております。
- 2.カウンセリング業務
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こころの不調の軽減や解消を目標として、患者さま自身がよりよい解決法を見つけられるように、傾聴や助言を通して援助していく業務です。必要に応じて、コミュニケーショントレーニング、リラクセーションプログラム、トラウマケアカウンセリングなども提供することができます。入院している患者さまもカウンセリングを受けることはできます。また病棟ではグループで、生活やこころの不調について振り返る活動(心理社会プログラム)という形で援助業務を行っております。
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3.コンサルテーション業務
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患者さまのこころの安定を目標として、職場、学校、家族などを対象に、人間関係の調整、病気理解の促進などを行う業務です。必要に応じて行います。
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4.予防・メンタルヘルス業務
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こころの不調の予防やメンタルヘルスの維持のための教育的・啓蒙的活動です。メンタルヘルスやストレスマネジメントに関する講演依頼、田宮病院はもとより「崇徳厚生事業団 長岡医療と福祉の里グループ」の職員のメンタルヘルス相談なども引き受けております。
- 1~3の業務は主治医の指示・了解を必要とします。ご希望の方は主治医にご相談ください。
お聴きした相談内容の秘密保持、個人情報保護は厳守します。コンサルテーション業務を行う際には、患者さまの了解を得た上で行います。