当院のご紹介拘束しない看護・介護 - 認知症治療病棟
認知症によって生じた精神症状や行動障害のため、家族や施設での介護が困難になった方に対して、専門的な治療とケアを提供する病棟です。患者さんの希望や思いに寄り添い、その人らしさや生活の視点を大切にすることで心の安定が図れるよう努めています。
治療上の問題や患者さんを安全に保護するという理由から、入院中に身体拘束(車椅子の安全ベルト、つなぎ服、ベッド上での身体の固定など)をされたという事がよくあります。しかし、拘束される(縛られる)という体験は、人の心やからだを大きく傷つけます。
私たちは患者さんの尊厳を守るため、認知症治療病棟での身体拘束をいっさいやめ、2000年より患者さんへの「拘束しない(縛らない)看護・介護」を実践し続けています。この「拘束しない(縛らない)看護・介護」は私たちの誇りであり、これからもこのような姿勢を維持して患者さんの穏やかな笑顔を守り続けたいと思っています。