当院は平成4年5月1日に開設され本年で創立30年になろうとしています。その間、当院の理念である「医療人である自分自身やその家族、友人が安心して入院、通院ができる病院を目指し、患者様の立場に立ち、患者様に信頼され、さらに納得して頂ける医療サービスを提供する」ことを忘れることなく精進してまいりました。これを分かり易く言い表せば「心温まり安心して治療を受けられる病院」を目指してきたと言えます。
そのため、病院の外来や入院を問わず、皆様のご意見を拝聴するために「もしもし院長」なる投書制度を設け、皆様のご意見を拝聴しておりました。その中には、皆様のご指摘で初めて気づくことも多く、感謝申し上げます。皆様の有難い貴重なご意見を参考に、少しでも病院の理念に近づけるように今後も日々、努力して行きたいと考えております。
さて当院の特徴としては、大病院のような高度急性期医療はできませんが、その代わりにご高齢な患者様の「急性期治療から在宅医療への橋渡し治療」を行う事を目標にしております。
皆様、すでにご承知のように我が国は少子高齢化の時代となり、ご高齢な患者様はたびたびご病気をされるので「完ぺきな治療から、ご病気はお持ちでも少しでもご自宅で過ごせるようなお世話する時代」となりました。「大病院での急性期治療で病状はやや安定したが、まだご自宅や施設に戻るには病気そのものの治療やリハビリ治療が必要な患者様」や「比較的軽い病状だが入院治療が必要な患者様」の受け入れ病院が必要で、当院は急性期病院とご自宅をつなぐ中間的病院を目指しています。
当院は令和3年度に急性期病棟の一部を「地域包括ケア病棟」に病床変更致しました。さらに、退院後も当院でのリハビリ治療を継続するため通所・外来リハビリテーション室を開設したうえ、訪問リハビリテーションにも力を注いでいます。また開設当初からのがん患者様やそのご家族の皆様の肉体的、精神的緩和ケアを目指す「ビハーラ病棟」も引き続き運営しています。
当院は令和3年度に急性期病棟の一部を「地域包括ケア病棟」に病床変更致しました。さらに、退院後も当院でのリハビリ治療を継続するため通所・外来リハビリテーション室を開設したうえ、訪問リハビリテーションにも力を注いでいます。また開設当初からのがん患者様やそのご家族の皆様の肉体的、精神的緩和ケアを目指す「ビハーラ病棟」も引き続き運営しています。
私共にとりましては患者様やそのご家族様が「ああ、西病院に通院していて、入院していて良かったね」と思って頂けるような病院を目指し、職員一同、今後も日々、精進して行きたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和4年4月
長岡西病院 院長 永井恒雄
専門領域
- 一般内科
- 循環器内科
資格
- 内科認定医
- 循環器内科専門医