新潟県長岡市田宮病院/精神医療の専門病院(うつ病・神経症・認知症・統合失調症)

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tel:0258-46-3200

コメディカル部のご紹介栄養管理室

 
イラスト:栄養管理室

 栄養管理室では、患者様に提供する食事について、行政指針・基準等に基づき、個々の病状に応じて、必要な栄養量と安全を確保し、患者様の嗜好や食欲等も考慮した治療食の提供を行っています。これと同時に、疾病の治療と早期回復を促進し、併せて健康教育、栄養教育を実施し、生活の質の向上を図ることを目的としています。

スタッフ

  • 管理栄養士/5名
  • 厨房スタッフ 約30名(委託業者(株)マイステルジャパン)
 

入院中のお食事について

 入院中の食事は医師の指示により、年齢・病態・病状などを考慮して決められています。

 当院の給食は入院患者さんに安全で美味しい食事を提供するために、セントラルキッチン(院外調理センター)より給食システム「ニュークックチル」による食事を提供しています。(株)マイステルジャパン 長岡セントラルキッチンより毎日配送された料理を、冷たく温度管理した状態で盛り付けし、喫食直前に再加熱カートで温めて提供します。衛生管理の整った施設設備と徹底した温度管理により、食中毒などの危険を回避し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供することができます。

 メニューは春夏秋冬のサイクルで季節の行事食(月2回程度)や選択メニューを実施し、入院生活に潤いがもてるような給食づくりに努めてまいります。

※「ニュークックチル」とは材料を下処理し、加熱調理したあと0〜3℃まで急速に冷却して保管を行い、食べる直前に再加熱をする調理法です。加熱調理してから5日間の冷蔵保管が可能で1日を通して計画的に調理を行うことができるため、多種多様な病院給食において衛生管理の行き届いた安全な給食の提供と適時適温給食が可能となります。また、非常災害時の給食の確保という面でも役立ちます。

行事食 祝日や季節のイベントにあわせて行事食を提供しています。

正月 ひなまつり
正月 クリスマス ひなまつり

患者さんの栄養管理について

 栄養管理室では、医師や看護師をはじめとした多職種と連帯を図っています。患者様の病態や機能を踏まえ、個別に調整(特別治療食や嚥下調整食、アレルギー食など)された栄養管理も行っています。

~栄養管理の地域連携のために~

 入院中の栄養管理が退院後も継続できるよう、地域連携を重要視しています。特に嚥下障害がある場合、食事の調整が必要になります。当院では嚥下調整食について「日本摂食嚥下リハビリテーション学会」❝嚥下調整食学会分類❞を食事基準にしています。

栄養食事指導(外来・入院)について(予約制)

 医師の指示に基づき、患者さんの生活習慣やライフスタイルに合わせてアドバイスいたします。食生活を改善したい、検査値が悪化しているがどうすれば良いか分からないなど、お悩みの方は主治医にお気軽にお申し出下さい。

 患者心理教室など集団指導を開催しています。また、健康管理のお手伝いとして、食事と健康に関する情報冊子『ヘルスケアブック』を各病棟と外来に設置しています。

チーム医療について

 NST・褥瘡対策チーム ・ ・ ・栄養改善を通じた褥瘡発生予防と治療への貢献、褥瘡ラウンド

 院内感染対策チーム  ・ ・ ・  抗菌薬適正使用支援への参画と情報提供

 食と安全に関する委員会・・・安全に安心して食べられるたのしみの充実をサポートするためにミールラウンドチームとして食事形態の決定など